CSP で Remote Desktop Services のサブスクリプションを開始
2018/11/20
(この記事は Microsoft Commercial Licensing Web ページに投稿された記事「Remote Desktop Services subscriptions on CSP」の翻訳です。最新情報については、翻訳元の記事をご参照ください。)
マイクロソフトは今年中に、クラウド ソリューション プロバイダー (CSP) を通じて、Remote Desktop Services (RDS) のサブスクリプションを開始します。
これは Remote Desktop Server (RDS) 2019 と同時にリリースされるプログラムです。Remote Desktop Services を利用すると、仮想環境のきわめて高い柔軟性とスケーラビリティを活かして、デスクトップやアプリケーションをあらゆるデバイスにデプロイすることができます。RDS 2019 の機能については、こちらのブログで内容を説明しています。
マイクロソフトでは、以前よりお客様から、デスクトップやアプリの仮想化をサポートするソリューションを充実させ、コスト効率を改善してほしいというご要望を受けていました。これにお応えするために今回、パートナー様がお客様の環境に RDS テクノロジをデプロイできる簡素化された RDS ライセンス モデルを設けました。これまではお客様の環境に RDS をデプロイするには、お客様に SA 付き RDS CAL を購入していただく必要がありました。しかし今後は、CSP プログラムを通じて CSP が RDS サブスクリプションを直接販売できるため、お客様とパートナー様がそれぞれ複数のプログラムから異なるライセンスを調達する必要はありません。このモデルでは、CSP によって Windows Server、SQL Server、Office などの他のマイクロソフト製品ライセンスを包括的に調達できるようにすることで、お客様の購入プロセスを簡素化しています。
また、お客様にとって便利なだけでなく、パートナー様にとってもビジネス モデルが簡素化されることでリスクの軽減と収益の最大化というメリットがあります。このプログラムではお客様が Azure、RDS、Windows Server を別々に購入する必要がなく、CSP パートナー様が Windows Server、RDS、Azure Reserved Instances を一括で販売できるため、販売プロセスが簡素化されます。これにより料金を事前に予測しやすくなり、また、お客様に代わって CSP パートナー様がマイクロソフト パートナー センターから RDS サブスクリプションを調達し、管理やプロビジョニングを行うことができます。パートナー様は、節約した時間を高付加価値なサービスや新規顧客の獲得に充てることができます。
RDS サブスクリプションの契約期間は 1 年と 3 年のいずれかを柔軟に選択できます。
RDS サブスクリプションは、CSP プログラムに参加しているパートナー様が対象となります。最新のパートナー様向けリソースをご希望の場合は、パートナー センターにアクセスするか、または既存のクラウド ソリューション プロバイダーまでお問い合わせください。
よく寄せられるご質問
Q: Service Provider License Agreement (SPLA) パートナーとは何ですか。
A: SPLA プログラムでは、サービス プロバイダーや ISV がマイクロソフト製品のライセンスを 3 年の契約期間中に月単位で付与し、お客様の代わりにソフトウェア サービスやアプリケーションをホストします。
Q: CSP パートナーになる方法を教えてください。
A: クラウド ソリューション プロバイダーになるには、パートナー ポータルで詳細を確認のうえご登録ください。
Q: Windows Server や SQL Server のサブスクリプションとはどのように連携するのですか。
A: CSP パートナー様は、今年夏にリリースされた Windows Server サブスクリプションおよび SQL Server サブスクリプションと今回の RDS サブスクリプションを他のマイクロソフト製品ライセンスと統合し、購入プロセスを簡素化することができます。
Q: サブスクリプション モデルをサポートしている RDS のバージョンを教えてください。
A: RDS サブスクリプションは RDS 2019 と RDS 2016 でご利用いただけます。
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